朝からウォッカ?! もしベトナム人と家族になったなら

朝からウォッカ?! もしベトナム人と家族になったなら

2013年9月25日水曜日

先日、こちらで働く友人・浅岡さんの会社のパーティに参加してきました。

（会社と、プロジェクトについてはリンクを参照。）

パーティとはいえ、家族の大きなイベントのようなものです。

そのときの様子が、いろいろ突っ込みどころ満載だったので、お伝えします。

ベトナムの家族のお祝いってどんな感じ?

ウォッカは水がわり?!

浅岡さんが年上のおじさま方に大人気で...?

などなど。

もし自分が、ベトナム人と家族になったなら、
こういうノリで付き合っていくんだなーという気持ちで読んでみてくださいね。

タクシーを降りると、そこはベトナムの田舎町でした。

「社長の故郷の町でパーティがあるから」

とだけ誘われて、会社に集合したのが7時半。

浅岡さんが働くOXI社は、ハノイの中心部から1時間くらいかかるので、

5時台に起きて、出発します。

もうこの時点でねむねむです。

目的地も分からず、会社の人が手配してくれたタクシーに乗ること約1時間。

小さな町に到着しました。

タクシーの中では、朝早かったこともあり、爆睡。

道も覚えていないので、放りだされたらまず帰れません。

寝ぼけまなこでタクシーを降りると、

そこは普段見慣れているハノイとは、また違った時間が流れている町でした。

ノスタルジック。

という言葉がしっくりきます。

道は細く、小さな用水路がわきにちょろちょろと流れています。

古びたレンガ造りの塀が、なんとも懐かしい感じ。

ふと見ると、バナナが普通に庭の木にたわわに実っていました。

とうとう社長のHienさんの実家に到着。

小さな石の門をくぐると.....

広いスペースにテントが広げられ、

テーブルとイスが「ここは飲食店？」というくらい、たくさん準備されていました。

中には、50～60人くらいの人が集まって、わいわいがやがや。

ちょっとした家族の集まりを想像していた私たちは、面食らう。

到着してすぐに、なんだか偉そうな長老席みたいなのに案内され、ご挨拶。

なんでも、この集まりの理由は、

亡くなったおじいちゃんの5周忌で、お墓を別に移したことのお祝いだとか。

続々と集まるベトナム人の人々に便乗して、

お線香をあげました。

結構プライベートなイベントなのに、近所の人やら訳のわからない日本人やら、

来ていいのか?と突っ込みたくなる。

あまりにもいろんな人がいるので、ベトナム人同士でもお互いに分らない人が

半分くらいいたのではなかろうか笑

ちなみに、こういった家族のお祝いにたくさんの人を呼ぶのはハノイの風習らしい。

ホーチミンはもっと日本に近く、親類だけでこじんまりとお祝いするとか。

さてさて、パーティのはじまり。

テーブルの上にはたくさんの豪華なベトナム料理。

そして.....

でました。

ハノイウォッカ。

ベトナム人の集まりではよく出されるこのお酒。

アルコール30度くらいで、なんだか消毒液を飲んでいるよう....。

ベトナムの男たちはよく飲むんです。

浅岡氏の受難

ここから、浅岡さんの受難が続きます。

家族のおじいちゃんみたいな人がやってきて、

ひたすらベトナム語で絡む。

そのあいだ、なぜかずっと浅岡さんの肩に手を回しながら。

浅岡さんの表情がよい

おじいちゃんが去ったと思ったら、

またしても刺客が現れます。

かわるがわるいろんなベトナム人が挨拶にきてくれて、

そのたびに絡まれる浅岡さん。

肩を組んで

そしてぎゅー

またまた浅岡さんの表情がよい

かなーり困ったのは、
みんなが挨拶に来るたびに、乾杯をしてくること。


ベトナム人は日本人よりもお酒に強いらしく、
とにかくイッキを求めてきます。

もちろん、ハノイウォッカで。

このとき、時間にして9時半くらい。
もちろん、朝の。

ほぼ寝起きの体には、きつい...。


みんな朝からタフすぎます。

ベトナム人の家族の強い絆と人づきあい

親類が集まるこうしたイベントからも分かるように、

ベトナム人は家族をとっても大切にします。

ベトナムの人々が、残業が大嫌いで

夕方5時には定時で帰るのは、夜ごはんを家族で一緒に食べるためだとか。

そして、ベトナムの人々は、日本人に比べて

相手に対しての距離感が近いのではないかと思います。

部外者だからといって拒絶せず、
同じ目線で共に楽しもうとしてくれる姿勢には、本当に感服です。

私は、ベトナムの人々のこうした距離感が好きです。


もっと具体的に、どういうところが好きなのかについては、
また改めて記事にしますねー。

では！