クリスマス級の盛り上がりをみせる、ベトナムの中秋の名月の楽しみ方

2013年9月21日土曜日

おとといは陰暦の8月15日。中秋の名月でしたねー。

日本では、満月がきれいに見えましたか?




こちらハノイでは、いつもの曇り空の隙間から、

まん丸のきれいな月が見えて、少し幸せな気分になりました。

日本では今はあまり意識されない中秋の名月ですが、

ベトナムではちょっとした一大イベントなんです。




ハノイ中がお祭りムード!

ベトナムの中秋の名月の楽しみ方


中秋の名月の日は、日本人の私からするとびっくりな盛り上がりでした。


そもそも、中秋の名月を祝うのは中国伝来の風習だそうな。
大陸から多大に影響を受けた日本にとっても、古くは大切なイベントでしたが、
最近はあんまり意識しないですよね。




ベトナム人の友だちに、「中秋の名月って、どんなお祭りなの?」と尋ねたら、

「んー、他の国のクリスマスみたいな感じだよー。」との答えが返ってきました。


どうやら、日本のお月見とは感覚がかなり違うようです。

食べ物





中秋ムードは1ヵ月前くらいから始まります。

街中に突如、↑の写真のような、仮設のお店が次々とオープンします。

どこへ行っても、目につくくらいたくさん。明らかにハノイの人口からして供給過多。


何を売っているかというと....



じゃん。

月餅です。

ベトナムの人は、Banh Trung Thu(=中秋のケーキ)と呼びます。



中身はこんな感じ。

あんこだったり、紫芋みたいなのだったり、いろいろ甘い木の実だったり....

ちなみに、私は木の実のは甘すぎて食べられません。


中秋の日に食べるっていうことになってますが、
その日の前とかにもベトナム人のお家で振る舞われたりしたので、
厳密ではないのかもしれません。

飾りつけ


これまた突然、街中におもちゃ屋さんがたくさん現れます。

昨日までは違うものを売っていたお店が、いつの間にかがらっと中秋ムードになっていたり。


じゃん。

私も一つ、Getしました。

何に使うと思いますか?

この星の真ん中にろうそくを立てて、行燈のようにするそうです。
中秋の日の夜に、子どもたちがこれを持って歩くらしい。

ベトナムでは、中秋の名月は子どものためのお祭りとされているそうな。


日本だと、平安貴族が月を愛でて「いとあはれなり」と短歌を詠むイメージですが、
なんだか日本とベトナムだと祝い方が違って不思議。




ベトナム人はお祭り好きらしく、
「伝統文化」というよりは、お祭りの雰囲気を楽しんでいるようでした。

夜遅くまで子どもがはしゃいでいたり、

荷台にたくさん人が乗ったトラックがノリノリの音楽を鳴らして街を徘徊したり、

獅子舞をいろんなところでやっていたり、

コスプレした人が歩いていたり、

路上で宴会が始まったり....。



街全体の浮ついた雰囲気が私にも感染したようで、
なんだかそわそわ落ち着かない、祭りの夜の感覚を思い出しました。


気付けば、もう日本は夏を通り過ぎて、
秋になってきている頃でしょうか。
ハノイはまだまだ蒸し暑いですよー。


季節が過ぎるのの早さを感じるこの頃です。

では!

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